奈良には多種多様な仏像があり、
質量とも日本一の仏像の宝庫であるが、
ゴキブリの仏像があることはあまり知られていない。

広くはないが美しい景色を望める境内、やつはそこにいた。

「護鬼仏理天(ごきぶりてん)」
奈良県吉野郡上北山村にある林泉寺(りんせんじ)に安置されるこの仏像。
これが仏像か!?と疑問に思われる方もいるかもしれないが、
しっかり開眼法要も行われたれっきとした仏像である。
もちろん、奈良時代にまで遡るような歴史ある仏像ではないが、
今から15年前に、ビルメンテナンス会社を経営する奈良市在住の方が、
衛生的な環境のために害虫として駆除される生き物を鎮魂したいと、
彫刻家の天野裕夫さんにデザインを依頼し、
自分の故郷であり、友人が住職を務めていた「林泉寺」に寄進をしたそうだ。
仏像の横には、制作意図を記した石碑もあり、
「3億年前に生まれたゴキブリが、新参者である人間の都市で繁殖しているが、
実は、人間がゴキブリに寄生しているんだという逆説的に表現することで、
殺され続けるゴキブリに対しての人間の薄情さを埋め合わせしたい」との内容が書かれている。

異形な胴体部分は、ゴキブリに寄生する人間の都市を表現しているようだ。
仏教の教えは、生きとし生けるものに向けられる慈悲の心である。
仏は、救済のためにいろんな姿となりその者の前に現れるとされる。
虫の姿をした仏がいたって、おかしな話ではない。


「林泉寺」の創建は天文13年(1544)で、天誅組宿営地になった場所として知られるのだとか。
国道169号線の、道の駅「吉野路上北山」より南へ4kmほどで、
奈良市内からだと車で約3時間w
ぜひ機会があれば訪れていただきたい奈良のディープスポットである。
きっと、奈良の持つポテンシャルの奥深さを感じていただけることであろう。
■仏像DATA
名前【護鬼仏理天】
場所【林泉寺(MAP)】※駐車場あり
製造時期【平成】
技法・材質【】
指定【なし】
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質量とも日本一の仏像の宝庫であるが、
ゴキブリの仏像があることはあまり知られていない。

広くはないが美しい景色を望める境内、やつはそこにいた。

「護鬼仏理天(ごきぶりてん)」
奈良県吉野郡上北山村にある林泉寺(りんせんじ)に安置されるこの仏像。
これが仏像か!?と疑問に思われる方もいるかもしれないが、
しっかり開眼法要も行われたれっきとした仏像である。
もちろん、奈良時代にまで遡るような歴史ある仏像ではないが、
今から15年前に、ビルメンテナンス会社を経営する奈良市在住の方が、
衛生的な環境のために害虫として駆除される生き物を鎮魂したいと、
彫刻家の天野裕夫さんにデザインを依頼し、
自分の故郷であり、友人が住職を務めていた「林泉寺」に寄進をしたそうだ。
仏像の横には、制作意図を記した石碑もあり、
「3億年前に生まれたゴキブリが、新参者である人間の都市で繁殖しているが、
実は、人間がゴキブリに寄生しているんだという逆説的に表現することで、
殺され続けるゴキブリに対しての人間の薄情さを埋め合わせしたい」との内容が書かれている。

異形な胴体部分は、ゴキブリに寄生する人間の都市を表現しているようだ。
仏教の教えは、生きとし生けるものに向けられる慈悲の心である。
仏は、救済のためにいろんな姿となりその者の前に現れるとされる。
虫の姿をした仏がいたって、おかしな話ではない。


「林泉寺」の創建は天文13年(1544)で、天誅組宿営地になった場所として知られるのだとか。
国道169号線の、道の駅「吉野路上北山」より南へ4kmほどで、
奈良市内からだと車で約3時間w
ぜひ機会があれば訪れていただきたい奈良のディープスポットである。
きっと、奈良の持つポテンシャルの奥深さを感じていただけることであろう。
■仏像DATA
名前【護鬼仏理天】
場所【林泉寺(MAP)】※駐車場あり
製造時期【平成】
技法・材質【】
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