近年は、奈良に訪れる海外の観光客も非常に増えてきたが、
その際に問題になるのは、言葉の問題である。
特に、世界の共通言語ともいえる、英語の必要性が奈良でも高まっている。
そのようなことを肌で感じ、私も英会話のレッスンにも通っているのだが、
なにか、教材をとして良いものはないかと探していた。
ネットで調べると「京都を英語で観光案内」のような本は見つかるのだが、
奈良のものは存在しない。
無いならば、最悪自分で資料を作るしかないかなと思っていたのだが、
最近、このようなニュースが飛び込んできた。

英語で奈良ガイド 小山さん日英対訳本自費出版(読売ニュース)

yomi
『外国人観光客へのボランティアガイドをしている奈良市若葉台の小山ヨネ子さんが、
日本語対訳付きの英語のガイドブック(A5判、300ページ)を自費出版した。
9月下旬の発売以降、すでに700部が売れるなど好評で、
小山さんは「奈良の文化や英語の勉強にも役立ててもらえたら」と話している。
小山さんは米ニューヨークや香港などに滞在後、奈良市に移り住み、
奈良YMCA(奈良市西大寺国見町)のガイド養成科で講師として英語を教えてきた。
7年前に会員向けに英語のガイドブックを作ったが、
その後、「日本語訳があれば理解が深まる」との要望が寄せられたため、
今回、約1年半かけて全面改訂。カラー写真をふんだんに取り入れ、
持ち運びやすいA5判の対訳本として完成させた。
小山さんは、菩薩や毘盧遮那仏といった宗教用語の翻訳に苦労し、
東大寺や春日大社にも助言をお願いした。
外国からのお客さんを案内する際に便利と言ってもらえるのがうれしい」と語る。
税込み1800円で、啓林堂書店などで販売。問い合わせは小山さん(0742-48-0610)』


まさに、このようなものを求めていたのだ。
ぜひ読んでみたいなと思い、さっそく購入してきた。
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近鉄奈良駅近くの啓林堂書店で入手することができた。
実は、いくつかの書店をめぐってみたのだが、
内容も奈良市がメインなので、奈良市内の書店が手に入りやすいかもしれない。
自費出版の限界だろうか。
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鹿のことも数ページに渡ってかなり詳しく書いてある。
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案内で定番の「鴟尾(しび)」のことも丁寧に書かれている。

観光案内所やお寺でもらえる英語のパンフレットやなんかは、
断片的な上に、あくまで説明書きのようなものなので、
なかなか英語を勉強する上や、案内の教材としては使いにくい。
しかし、さすがガイドが作った本であるだけに、ガイドを想定した書き方がされている。
普通に日本語だけで読んでも勉強になるw
これをそのまま英語でしゃべるのは難しそうだが、
個人的にはもっとシンプルであってもいいと思っている。
たとえば、春日大社であれば「茨木の鹿島神宮からタケミカヅチが鹿に乗ってきた」とか、
固有名詞をたくさん入れると日本人でも混乱するのに、
海外の人であれば、より一層、
「神様が奈良を守るために鹿に乗ってきた」ぐらいのシンプルさでも良いと思うのだが。
ただ、深く意味や意図を知りたい人がいた時のために、
英語で書かれたこのような資料がある意義は大きいと思う。

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