「古事記」を、登場人物の紹介という切り口で解説する神シリーズ。
第11回目は、「オオモノヌシ」

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大物主神(オオモノヌシノカミ)
【三輪山の神】

スクナビコナが去り、途方に暮れていたオオクニヌシの前に、
光り輝き、海を照らし現われた。
「私をしっかりと三輪山に祀るなら、国作りを手伝おう。
そうでなければ、国は成り立たないであろう」と助言?をする。

【解説】
出雲の「オオクニヌシ」と、三輪山の「オオモノヌシ」は、
日本書紀によると、同一の神ということになっているが、
古事記では、別の神として描かれる。
大和の神の力がなければ、出雲の国はできなかった?
その後の物語の大きな伏線でもあるが、
出雲と大和の関係は、日本史の最大の謎でもある。