先週からにかけて、大型寒波到来とのことで、
沖縄では観測史上初となる雪が降るなど、各地で大雪が記録されていたが、
奈良に限っては、全然たいしたことなかった。
もちろん、奈良でも場所によって違いはあるのだが、
普段大雪となる私の地元、宇陀市でも19日の積雪がピークで、
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それも、2、3センチ積もった程度であった。
これでは、例年より少ない。
こんなこと言うと怒られるかもしれないが、
1メートルぐらいは積もると思っていたので、
正直、拍子抜けである。
まぁしかし、なにもないことに越したことはない。
こういうとき、よく耳にするのは、
「奈良は都があった場所だから平和だね」である。
たしかに奈良の、特に都が置かれた中部から北部地方の平地は、
災害とは無縁と言っても過言ではない。
台風は必ずと言っていいほど反れ、大雪も降らず、
大地震が起こることもなく、ましてや津波の心配もない。
おそらく、日本で一番安全な場所であろうと思う。
それは、歴史が証明している。
どうして、奈良が古代の日本の中心に成り得たのか。
なぜ、人は奈良の地を目指したのか。
それは必然だったのである。
日本という国が成り立つためには、奈良という立地が必要だったというわけだ。
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ちなみにこの画像は、26日付の宇陀市の墨坂神社付近の写真である。
奈良市の人には、信じ難いであろうが、
19日の雪がまだ残っているw
同じ奈良と言えど、地域によって、
かなり気候の差があるのがお分かりになるであろう。
神武天皇も、この場所では都には寒すぎると、
橿原の方に下ったのではないのだろうかw