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奈良公園に来たら、お馴染みの鹿せんべい売り場
鹿と売り場の共存論については以前のコラムで書いたが。
コラム50「鹿せんべい売り場の謎」
最近、その鹿せんべい売り場に異変!?が起こっている。
私は兼ねてから、この鹿せんべい売り場のローテク感、田舎感が好きである。
特に、最近は奈良公園は海外からの観光客が多いというのに、
「鹿せんべい ¥150」としか書いていない、なんという不親切ぶりw
しかし、誰でもこの場所に来たら、この売り場がなにを意味しているのか、
察することが出来るのだ。そういう意味では、ある意味言語の壁を越えた、
理想の観光施設であると言うこともできるであろう。
そのためには、この一目で何であるかが解るローテク感が必要なのである。
しかし、最近、この鹿せんべい売り場に変化があって、目を疑った。
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なんと、看板が中国語対応になっているwww
∑(゚Д゚)エェ━━━!!w
よく見ると、「Deers Cookie」と英語表記もされているので、多言語対応だ。
これも時代の波なのか、ついに鹿せんべい売り場も、
商売っ気インバウンドに目覚めたということなのであろうか。
ちなみに、すべての鹿せんべい売り場が、このような看板になっているわけではなく、
私が確認した限りでは、近鉄奈良駅から近い売り場の一か所だけであった。
おそらく、この店舗が本店ということであろうか。
今後、成果があれば他店も対応していくのかもしれない。
思い返せば、鹿せんべい売り場は奈良時代からあるとされ※諸説あり
おばちゃんは五か国語を操れると言い(日本語、英語、中国語、韓国語、鹿語)※諸説あり
長い伝統があるが、時代の流れには逆らえない部分もあるのだろう。
このようにして、伝統文化というものは変化していくのかもしれない。