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邪馬台国は「朱の王国」だった (文春新書)

以前ご紹介した、奈良の本16「火山で読み解く古事記の謎」の著者の蒲池明弘氏の新刊。
前巻は、火山と古事記の神話の関係性を説き、
説得力のある内容でとてもおもしろく、次回作を楽しみにしていたが、
今回は、まさかの邪馬台国。しかも、「朱(水銀)」との関係。
一見、???と思うようなタイトルでもあるが、
これが読んでみると、また新たな視点を持てるような内容でおもしろかった。
魏志倭人伝には、「倭国の山には丹(朱)あり」と書かれており、
倭国の「朱」の産地であり、主要産業?であったことが伺える。
奈良と朱の関係は、奈良の歴史をそれなりに勉強したことある人であるならば、
それなりに感じることであろうが、
宇陀や桜井が日本でも有数の産地であることまでは知らなかった・・・。
どう考えても怪しいやんw
「朱」に日本古代の謎を解くカギがあるのであろうか!!??
ぜひあなたも歴史ロマンの旅へ!