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昨年、奈良の超ローカル地域でロケが行われたことで話題となった、
2018年5月29日記事【映画「フォルトゥナの瞳」が奈良でロケ】
映画「フォルトゥナの瞳を観て来た。
原作は百田尚樹氏の「フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)」で、私は発売当時に買って読んでいたが、
どう思い出しても奈良が舞台の小説ではなかったし、
そのあたり、どう物語に橿原神宮前駅や榛原駅が絡んでくるのか興味があったが、
結論を言うと、映画はどうやら架空の都市を舞台にしたような感じで
(原作には舞台がはっきりと横浜や川崎市と書いてある)、
奈良や、ましてや榛原である必然性はなかった。
おそらく、内容的に人が死んだり事故が起こるような内容なので、
舞台を限定しないように配慮したのかもしれない。
ただ、逆にロケが行われた場所に土地勘がある人間にとっては、
とんでもないパラレルワールドのような世界になっておりw

ドラマ「鹿男あをによし」のラストシーンで(鹿男あをによし DVD-BOX ディレクターズカット完全版)、
天理駅が奈良駅になっていた以上のミラクルを見ることができる。
たとえば、映画後半で榛原駅を名張方面に向けて出発した急行が、
なぜか吉野方面から橿原神宮前駅に入線してきたりしてw
榛原駅どころか、「近鉄」という名前すら出てこないのだが、
地元民が見れば間違いなく榛原駅であることがわかるし、
現在、美榛苑の関する一連の問題で、
宿泊施設誘致、反対上回る 奈良・宇陀市の住民投票(日本経済新聞)
宇陀「美榛苑」半年休館(読売新聞)
それこそ市の将来が薄く消えかかっている宇陀市民からすれば、
良い思い出になったのではないだろうか。
公開前から奈良県内の映画館では大々的に告知がされ、
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私が見たのは、平日の朝の一発目からであったが、それなりに人が入っていた。
奈良では「アクアマン」や「ファーストマン」より大きな扱いであったw

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