奈良の新しい知事が誕生した。
山下真氏は山梨県出身の54歳で、朝日新聞社の記者を経て弁護士となった人で、
平成18年から9年間、生駒市の市長を務めていた。
これまで4期、16年の長きに渡って知事を務めた荒井正吾氏は、
山下真氏に17万票差近くの大差をつけられ落選
となった。
維新vs自民の構図で、自民側が割れたことが敗因と見る見方もあるみたいだが、
そんな単純なことではないであろう。
個人的には、今回も案外荒井正吾氏が結構来るのではないかと思っていたが、
県民の下した判断は厳しかったようだ。
特にコロナ禍以降がなぁ。実際なにをしたかということも大事ではあるが、
あまりにも印象が(態度が)悪かった。



本人も「この度の戦いは当初から大変厳しい戦いだった」と語っているが、
それははじめから予想しようと思えば可能な範囲でもあったはず。
78歳という高齢に判断基準を持った人も多いであろう。
人間やはり引き際が大事だとわたしは痛感する。
勇退していれば、評価する人も少なくはなかったと思うが…。

以下選挙結果。

山下真(維新・新)当選、26万6404票。
平木省(無所属・新)19万6729票。
荒井正吾(無所属・現)9万7033票。
尾口五三(無所属・新)1万9861票。
西口伸子(無所属・新)1万3034票。
羽多野貴至(無所属・新)6806票。