Magical Mystery Nara Tour

独自の視点で奈良の魅力&情報を発信していきます。

カテゴリ: イベント

今年も奈良一帯がコンサート会場になる、
ムジークフェストなら2017が今年も開催される。
去年は、「交響曲ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ・Ⅲ」で、
すぎやまこういち先生の指揮でドラクエのテーマが聴けるという奇跡を起こし、
2016.6.26記事【ムジークフェスト2016「交響組曲ドラゴンクエスト」に行ってきた】
今年もまたサプライズがあるのではないかと期待していたが、
この度、衝撃の2017年のプログラムが発表された。

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6/23(金)ジョン・ウィリアムズの映画音楽
http://www.naraken.com/musik/special/special07.html
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6/25(日)BRA★BRA FINAL FANTASY BRASS de BRAVO with Siena Wind Orchestra
http://www.naraken.com/musik/special/special08.html

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
やばい、やばすぎる!!!!!!
去年に引き続き、ゲーム音楽の神植松伸夫氏を迎えてのFFコンサート。
そして、これまた映画音楽の神作曲家ジョン・ウィリアムズのコンサート。
まるで、私のために用意されたんじゃないかと思ってしまうほどの神ラインナップ。
FFは、我々世代(30、40代)には相当思い入れがあるものだし、
映画は無論のことながら、私はサントラが好きでよく聴いていて、
やっぱり、ジョン・ウィリアムズの音楽は素晴らしい。
それが生で聴けるなんて、しかも奈良で!
絶対行きますw
チケットは4月11日から各種プレイガイドにて発売。
詳しくは公式サイトをご参照いただきたい。
ムジークフェストなら2017公式サイト

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2月8日~14日まで「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」が開催される。
奈良公園一帯が、LEDによってライトアップされるイベントである。
最近、やたらとライトアップイベントが多いので、
ここは混乱しないようにきちんと把握しておきたい。
夏の燈花会は、火をつかう。
冬の瑠璃絵は、LEDをつかう。

この2つの大きな違いを押さえておけば大丈夫であろう。
夏の燈花会の方は、1999年から始まった新しい夏の風物詩で、
冬の瑠璃絵は、10年遅れて2009年から始まった。
要は、夏と冬の奈良の観光オフシーズンを埋めようとして始められたものであるが、
最近は認知度も上がってきて、本当に多くの人が訪れる祭りとなった。

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が、しかし、少しややこしいのは「若草山の山焼き」や、
マジの伝統行事の「東大寺万灯供養絵」、
「春日大社万燈籠」の日程も隣接してるので、
混乱してしまいそうになる。いや、事実混乱している。
もういっそ、全部いっきにやってしまえばとも思うが、
そういうわけにもいかないw

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さらに、「なら瑠璃絵」であまり知られていないのは、
東大寺大仏殿の「観相窓(かんそうまど)」が開くことである。
「観相窓」とは、大仏殿の上部にある窓のことで、
この窓が開くと大仏様の顔が見え、外からも拝むことができるようになっている。
伝統的には、元旦と盆の年に2度しか開かれる機会はなかったのだが、
なんと、「なら瑠璃絵」では、この観相窓が開き大仏様を拝むことができるのだ。
天の岩戸の神話のように、冬の奈良にしては外が騒がしいので、
大仏様も気になって覗いているのだろうかw
以前行った際には、南大門から大仏殿のあたりは、
ひっそりして少し不気味だったがw、そうそう機会もないことなので必見だ。
その他、興福寺は東金堂の夜間拝観
春日大社は夜間本殿参拝と国宝殿開館
奈良国立博物館(新館)と東大寺ミュージアムの夜間開館など、
各所の夜間拝観が目白押しで、「国際フォーラム甍~I・RA・KA~」では、
地元産のフードなどもいただけるようになっている。
詳しくは下記公式サイトを参照していただきたい。
なら瑠璃絵・公式サイト

しかし、いわば宗教施設が立ち並ぶ奈良公園一帯で、
LEDイベントなんて、いかがなもんかという意見もありそうだが、
私はきっと、奈良時代にもLEDがあれば、
奈良時代の人も使っていたと思う。
なぜなら、光輝く廬舎那仏であるわけだし(奈良仏像のすゝめ10「盧舎那仏坐像」)、
現代も、強く仏教が信仰されるミャンマーでは、
仏像が光っているのは有名だw

現在は、季節の恒例イベントのようである「なら瑠璃絵」も、
1000年続けば、不退の行法として伝統行事になるのではないだろうか。
そういう意味でも我々は、今もリアルタイムに歴史の中にいるのである。

関連記事:
コラム116「なら燈花会」

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